板金溶接・製缶加工についての基礎知識
板金溶接・製缶加工の設計者・開発者が知っておくべき「基礎知識」
板金溶接、製缶加工というとフレームや架台に始まり、ブラケットやボックス、台車等など製造される製品は様々です。さらに各製品も用途に応じて板厚が異なっていたり、材質が異なっていたりとひとくくりにすることが難しいと言えるのが、板金溶接・製缶加工品の特徴と言えます。そのため、加工を行う際にも一つの製品が何mm厚の材質を用いていて、何の材質を用いているかをまずは把握し、各加工方法の特徴を理解しておくことで初めて、品質面・コスト面でメリットが提供可能な加工機・加工方法の選定が可能となります。
そのため、設計・開発の段階においても自社の製品群により競争力を持たせる意味で加工方法の特徴については認識しておかなければなりません。たとえば、板金溶接・製缶加工品の加工工程としては、ブランク(切断)→ベンディング(曲げ)→ウェルディング(溶接)という工程があり、板厚、材質を考慮した場合にどの溶接方法が最適で、この方法では歪みの発生があり精度が出ない・・・といったことがあります。こういった加工技術の基礎知識をベースとすることで、これまで想定した品質に届いていなかった板金溶接品や製缶加工品に対しても、コスト面を考慮しつつ、品質向上実現が可能となります。
板金溶接・製缶加工についての基礎知識 一覧
以下のページでは、"開発・設計技術者が必ず知っておかなければならない、板金溶接・製缶加工についての基礎知識” を紹介しています。創業以来、板金溶接・製缶加工を専門に行っている株式会社ナウ産業(本社工場:神奈川県綾瀬市)が、加工現場の視点から、必要不可欠であるという技術知識をまとめています。